アーツマたちばな

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演劇をコミュニティ・ビジネスとして生かすこと

今日が最後の研究室だったのに、大掃除もせず、卒論の要約を出している学生と出していない学生をチェックしたりしているとすぐに時間が経つ。葬祭ビジネスの雑誌(「フューネラル・ビジネアス」)も読まないで溜まっていて、ずいぶんとし残したことの多い1年となった。

ちらっと読んで面白いと思った記事(それが雑誌の山にまぎれてどこにあったかまた見当たらなくなっているのだが)に、宗派に関係なく導師さんを紹介するビジネスがあった(宗派内だとうちの真言宗のお寺でも法事のときにいろいろなお坊さんが来るというから、サービスの斡旋調整をしているはず)。インターネットで検索すると「日本近代宗教研究会」というところがしているようだが、ぼくが読んだのはもともと霊園経営のところだったはず。

どちらにせよ、菩提寺がない世帯が増えていることで、僧侶をデータベース化し(読経や説教のタイプなどを記録していく)、お葬式のときに適切な(料金=お布施、タイプ)導師を宗派別に適切に紹介するのは、喪家側のメリットもある(お布施料金の透明化)が、基本は事務所サービス業として、本業で仕事の出来るという面で寺院が助かることで成立する(葬儀社にもメリットあり)システムなのだろうと思う。葬儀社に喪家の紹介料を払う一方、導師がいただいたお布施の3割を受け取るというのが、雑誌で読んだサービス会社の仕方だった。

そんなことを思っていると、蓮行さんらが来たというので、下に降りる。第1回「京都演劇力活用ビジネスモデル研究会」である。「演劇の力を活用した京都らしい生活演出型ビジネスモデルの開発」を50万円の助成金でどうやって運営するかを打ち合わせする。
どんなゲストを呼ぶかということ(東京でなりそめ演劇などをやっている会社ロングランプランニングの人と蓮行さんは知り合いだということと、参加企業をどう増やすか。話す中でイメージが膨らむ。結構ユニークな研究会になりそうだ。生活と演劇をつなぐということは、葬式において行われている導師紹介システムと同じサービスを、冠婚葬祭はじめいろいろな生活シーンにおいて、演劇で出来るかということでもある。演奏者紹介システムはあるので、これも参考になるだろう。

1/31(月)の15時から17時まで第2回研究会を京都橘女子大学で行うので、学生など希望者は申し出てくださいね。

終わってから、研究室にメンバーを案内すると、24時間、こんなことばかり考えていられてうらやましいとか、オルガン弾けるのを自慢したかったのね、とか言われて、うーん、そうだなあ、何とか演劇でやっていける仕組みを考えなくちゃと心したり(年末なので)。
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by kogurearts | 2004-12-24 15:43 | 研究活動