アーツマたちばな

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「冠マ研」のレジメ

参加者は15時からの研究会(演劇ビジネス研究会)のメンバーの一部だけで、寂しかったですが、以下のレジメで話しました。2/21(月)もします。参加者が少ないこともあって、昼食付きにしようかなあと思っています。昼食弁当がつくなら行こうかなあと思う人がいたら連絡ください。要求してみます。

冠婚葬祭はじめ限界芸術分野に着目したアーツマネジメント研究会(「冠マ研」)
2004’ 冠マ研#2 2005/01/31 13:00~14:30 9301room
限界芸術としての冠婚葬祭~その理論的意味と実践的意義~   報告者:小暮宣雄

アーツマネジメント/限界芸術/冠婚葬祭~範囲(定義、相互の関係付け、整理)を探る
(1) アーツマネジメント
1-1. 文化政策とアーツマネジメント
文化:アーツ、スポーツ、ホビー、科学技術、思想、宗教、言語、衣食住、習俗・・・
政策:制度づくり(法令整備、組織化etc.)、(国土、都市、地区)計画、(産業、地域、観光)振興、(施設、組織、企業、アーツ)マネジメント、文化(活動、事業)評価
1-2. 芸術政策とアーツマネジメント
政策(おもにマクロ)とマネジメント(ミクロ中心、そのために制度などへと遡及する)
1-3. アーツマネジメントの実践と研究との関係
企業経営、NPO運営、文化施設管理
1-4. アーツマネジメントの3つの形態(さらに、それぞれに営利、非営利民間、政府関係の区別あり):A)芸術団体 B)サービス機関  C)芸術施設(施設運営のための芸術財団でもサービス機関を志向する所が出てきている)

(2) 限界芸術
2-1 鶴見俊輔 限界芸術論(ちくま学芸文庫)p14
《今日の用語法で「芸術」とよばれている作品を、「純粋芸術」(Pure Art)とよびかえることし、この純粋芸術にくらべると俗悪なもの、非芸術的なもの、ニセモノ芸術と考えられている作品を「大衆芸術」(Popular Art)と呼ぶこととし、両者よりもさらに広大な領域で芸術と生活との境界線にある作品を「限界芸術(Marginal Art)と呼ぶことにして見よう。」

2-2 加藤種男 社会的公的投資論から見た限界芸術と先駆的芸術との関係 企業メセナ論として、どこに重点的に投資すべきか→公共文化政策としてのあり方論

2-3 小暮宣雄 大衆芸術→市場芸術。そこに、応用芸術(芸術療法)を加え、コマーシャルデザインなどは、応用芸術のなかの市場的なものとし、応用芸術のなかの限界芸術的な無名の職人芸のようなものも、そちらでカバーする。チンドン屋、紙芝居屋などの検討(コミュニティアーツビジネスの可能性)のなかにおいて。いま、冠婚葬祭は伝統的な村社会においてはすべて限界芸術であったとしても、すでにかなりの部分、応用芸術(ほとんどは市場的なもの)になっていると考えられる。

(3) 冠婚葬祭
3-1 限界芸術の視点
3-2 応用芸術とコミュニティビジネスとの関連
3-3 宗教、習俗との関係
3-4 考現学、サブカルチャー論 などなど

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by kogurearts | 2005-01-31 18:11 | 研究活動

復刊ドットコムで「紙芝居集成」の復刊を希望した

以下のようなメールが届きました。こうやって、復刊を希望することができるのですね。そのシステムにびっくりしました。

小暮宣雄 様
復刊ドットコムをご利用いただきありがとうございます。
下記の通り、復刊リクエスト投票を受け付けましたことをご連絡いたします。

登録No.3863 登録日時 2005/01/31 06:01:57
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 ジャンル   : エンターテイメント
 書名     : 戦中戦後紙芝居集成
 著者名    : アサヒグラフ別冊
 出版社    : 朝日新聞社
 現在の得票数 : 11 票
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□復刊希望理由
大学の授業などで、紙芝居を研究し、実際に実演しようと思っています。その
ために、学生などにも手に入る価格で復刊を切に希望します。いまは古本屋さ
んで1万円ということですので。手が出せない状況です。価値が高いものだと
思います。
□復刊した場合 : 購入する
□メール送信  : 送信する
□電子ブック化 : 投票する
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http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3863

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by kogurearts | 2005-01-31 06:10 | 紙芝居関連

ブライダルなゼミになるかも?

c0009815_1157216.jpgさて、結婚式

二人、今度の専門ゼミはブライダルに関係している学生がいて、へーっと思っています。ぼくのおおむかしのインドでの結婚式の写真、もう見ましたっけ?ここのなかにあります。
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by kogurearts | 2005-01-30 11:51 | 雑記

チンドン屋さんも紙芝居しているんやねえ

華乃家一座のサイトのリンクから、福岡市のアダチ宣伝社のサイトに行くと、営業品目に、紙芝居がありました。音楽つき。さすがやなあ。
おっと、アダチ宣伝社から「楽しいチンドン・むかしのうた」(キング、2/2発売)が出るそうです。これは生協に注文しなくちゃ!ラインアップ、バッチシです。

1 竹に雀
2 千鳥
3 カチューシャの唄
4 軍艦マーチ
5 ハイカラ節
6 黒田節
7 炭坑節
8 長崎ぶらぶら節
9 米洗い
10 オッペケペー節
11 四丁目
12 美しき天然
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by kogurearts | 2005-01-30 08:25 | 紙芝居関連

文化財団への就職

大学院1回生のAさんが、文化振興の財団職員に合格したとの知らせがあり、すごいなあ、と思いました。仕事をしながら院生も続けるとのこと。
一度、Aさんの話をみんなと一緒に聞きたいものだと思いました。
2回生のBさん(学部も京都橘女子大出身)もやはり文化振興の財団に合格して就職するという話も聞き(こちらはあんまり面識が少ないのですが)、頼もしい限りです。
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by kogurearts | 2005-01-29 23:20 | 学生とともに

鳥取県も動いている

http://yumeores.at.infoseek.co.jp/html/diary.htm
地元劇団演劇企画夢ORES森本さんの日記。フリンジブログで教えられた。
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by kogurearts | 2005-01-29 08:46 | 雑記

ダンス公演チケットあります。

王寺町やわらぎ会館4Fホールにて。伊藤キム+輝く未来『ラジオで踊る/F.T.』のチケットを研究室においておきます。行きたいのですが、先約があるのでプレゼントしますね。

1/30(日)16:30より。なお、29日にワークショップがあるようです。これもまたきっと有意義でしょう。
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by kogurearts | 2005-01-27 23:09 | 学生とともに

昔のCDをもらってください

研究室に溢れているものたち。とりあえず、CDを譲ります。
研究室のドアの前に段ボールに入れておくので、
ぜひもらってやってください。
なお、午後から地方入試試験監督に行きます。26日まで。
27日にはまた大学にいます。
31日の冠婚葬祭の研究会など、みんな積極的に参加してくださいね。

あと、中崎町のカフェとか、伊達さんのウクレレとナミイタとか、一人ではなかなかということで、ゼミの有志やTAM研有志などで一緒に行こうと思う人がいれば、対応しますね。
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by kogurearts | 2005-01-24 10:38 | 学生とともに

中崎町のこと

JUKE BEAM Vol.2&吉月会at iTohen

上記↑のこぐれ日録を書いた後、むかし上田假奈代さんの関連でよくいった、天人(あまんと)が気になって検索しました。とくに、JUNさんのブログがとても大切なことを言っているなあと思って、ここにリンクしておきます。

iTohen(中崎町という少しカフェ的人気エリア~これをJUNさんがとても憂いていますが~からは周縁部になりますか)の企画のなかでは、つき山さんらの「いとえ」のこと、そして恒例になっているらしい「手打ちうどん」づくり(【NOBUうどん】)が特に気になります。
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by kogurearts | 2005-01-24 07:13 | 雑記

『神さまがくれた漢字たち』を読んで

『神さまがくれた漢字たち』白川静監修、山本史也著、理論社(「よりみちパン!セ」シリーズ、2004.11)。

c0009815_1140485.jpg3300年前、中国の殷王朝全盛期に出来たという漢字の字源を知ること。これは、いま、ぼくは授業でも自分で調べて考えるときにも、とても大切だと思っています。この本は中学生向けということですが、少し漢字が多くて大変jかも知れません。大学生や社会人になって初めて納得できる部分(『死』についてはとくに)が多いと思います。

漢字の意味における俗説って結構ねたに使いますが、この本を読むとそういう俗説はディズニーになったグリム童話みたいなもので、そこに含まれる古代の王権と神との関係、人間の深い悩みや欲望の姿を表面的に綺麗ごとにしていることが、よく分かります。

c0009815_11403685.jpgたとえば「人」という感じは、服従した人の形(甲骨文字でも金文でも。ときには生贄にされる異族の捕虜)、高貴な人は「立」や「大」になります。

「民」は「大きい矢か針で眼を突き刺す形」、「臣」は目が一つにされている、「童」は目に入れ墨がほどこさえた形・・・
c0009815_1141051.jpg「取」は、耳を手で取る形:戦場で敵の首を討ち取った証拠として耳を手に持って示す。
「道」は、捕虜にした異族の首を討ち取って、それを手にとって道を開く。
「文」の入れ墨のこと(胸に記された文身、模様)も触れられていて、こちらで調べていたことと符合します。

また、「口」が入っている漢字のほとんどが、マウスの口ではなく、器(箱)であったことが、白川静の研究の一端を示すこの本の重要な論点です。「右」と「左」、「告」「名」「尋」「言」「音」・・・

c0009815_11445394.jpg「第四章 生と死の物語」より以下一部引用 
p99~100
《人は免れようもなく、この運命的な孤独に身をゆだねなければならぬときを迎えます。それが「死」というものでしょう。
 「死」それ自体は、形で示されることがないため、「死」の字は、死者の姿ではなく、代わって、生きている者の死者への対応のありかたを示す字となります。
 「死」の左部に記されるのは、「歹(がつへん)」、残骨を象ります。その右部には、膝をつき、死者を弔う人の形が配されます。それを草原のなかで行うのが「葬」です。
 なお、身体をとどめる死者の形を写す字は「亡」であり、また「久」です。「亡」は足を曲げた死者、「久」はうしろより木で支えられている死者をそれぞれ象る字です。この「久」を棺にいれ、野辺に送ることを示す字が、「柩」、すなわち「ひつぎ」にほかなりません。》

c0009815_11451235.jpg p114~115
《 「死」をめぐる漢字をさらに連ねてゆきます。たとえば「化」。その「化」のうちの「ヒ」は、死者の仰向きになる形。人の変化の果ての姿です。それに支えを添えたものが、「久」。人はその「死」をもって永久に普遍のものとなるのです。「展」は、死者の「衣」に、「工』型の呪具をいくつもつめた形。そこに邪霊の憑りつくのを祓い襟もとを「展」いて、その穢れを外に放つのでしょう。》
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by kogurearts | 2005-01-23 11:18 | 研究活動