アーツマたちばな

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香山リカ『就職がこわい』(講談社2004)より

仕事人として、オンリーワンになるのは、ナンバーワンになるよりはるかに難しい(香山リカ『就職がこわい』186pにその趣旨が書かれていてびっくりする。おんなじことをぼくもずっと言っていたからだ)。

それに、そんな仕事ができているのは、スポーツでは、ナンバーワンであるとともにオンリーワンでもあるイチローぐらいのものだ(宮沢賢治ベートーヴェンゴッホのようなアーティストももちろんオンリーワンなのだが~アーツにはナンバーワンとかの順位はありえない~、生きているうちに仕事=プロとして評価されることがまたまた難しいのである)。

オンリーワンにはロンリーワンの寂しさがつきまとっている(それも仕方がないことではあるが)。ナンバーワンはもちろん成績であったり、組織ならば単なる「機能」であるから、追い抜かされたり、次に譲る時期がいずれくる。

逆に、仕事は引継ぎ出来るようにするのが、大切で、組織的な職場で「かけがえのない仕事」をする(求める)のはお門違いなのである(だいたい、ぼくは「小暮しか出来ないことをしようとするから、よくない」とずっと言われてきたし、そこがアーツ関係を行政や企業で展開することの難しさになるのだ)。

そういうことを前々から思っていたのだが、それと近い内容のことが、彼女の優しく語りかける口調によって、改めて示してくれているので、ぼくが言うより効果満点だろうと思いちょっと、引用的に紹介。
香山リカ『就職がこわい』(講談社2004)200P~209Pのあたり
嫌いなことをやるよりは好きなことを仕事にするほうが楽しいけれど、かといって楽しい仕事がいまあなたが抱えている問題を解決してくれるわけじゃないんだから、職業選びや会社選びではあまり思いつめないほうがいい。その前に、まず仕事をしてみよう

本当に必要なのは、若い人たちが仕事や結婚などに頼らなくても、「自分は自分なんだ」と自己肯定感を持ち、「私はほかの誰かとは替えがきかないんだ」と自分のかけがえのなさを内的に実感できるようにするにはどうすればいいのか、それを考えることに尽きるのではないだろうか。

「私にしかできないこと」「自分らしく生きること」を実現するはるか以前に、人がまずしなければならないことは、「他人をあてにしないで生きること」、これだ。あてにしない人生を送る手だてさえ見つかれば、不安や恐怖の多くは消えるはずなのだ。

そのためにも、おそれずにまず就職をしてみては、どうだろう。
就職することも、就職活動をして何十回も不採用通知をもらうことも、格好悪いことでもなければ、大切なこととはいえ、若者本人がそれほど深刻に受けとめる必要もない。
夢や希望がなくても、ひとまず就職を―

もちろん、夢や希望があってもいいのですが、あなたの夢や希望と、いま現実にある就職(仕事)をダイレクトに結びつけようとすると、何も始まらないのですね、これが。けっきょく、突然に夢の使者がいずこからが訪れる日を待ち続けるはめになるのであります。
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by kogurearts | 2005-02-26 22:41 | 学生とともに

法政大学地域政策研究賞奨励賞

金額はともあれ、パチパチパチ(小鹿さんも朱さんもありがとう!) 今年も多分、秋に応募があると思います。今度はタフ5とか、学生提案とか、取りに行きましょうか(授賞式の旅費は出るそうですから)。東京の就職活動もかねて。
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第二回法政大学地域政策研究賞イノベーティブ・ポリシー賞受賞作決定・表彰式
◆ 日時:2005年2月25日(金)17:30~
◆ 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードタワー26階スカイラウンジ
◆ 表彰式次第:
  1.開会挨拶   常務理事・法政大学地域研究センター所長 平林 千牧
  2.審査総評   法政大学地域研究センター副所長 岡本 義行
  3.表   彰   法政大学総長 清成 忠男
  4.レセプション  受賞者挨拶と審査員講評
◆ 受賞作品
 【法政大学地域政策研究賞】
☆学生優秀賞(副賞10万円)
         「高校版EMSの確立事業 -環境も日本一!-」
                           長崎大学環境科学部4年  清水 耕平 殿
☆優秀賞(副賞10万円)
         「“地域防災力”強化宣言-進化する自治体の震災対策-」
                       板橋区福祉部板橋福祉事務所 鍵屋  一 殿
☆優秀賞(副賞10万円)
         「平成15年度新宿区における外国籍住民との共生に関する調査」
                          財法人 新宿文化・国際交流財団   殿
☆奨励賞(副賞5万円)
         「(京都橘女子大学文化政策ライブラリー02)『文化政策の可能性』
                         -コラボレートする山科からの提案-」
                        京都橘女子大学 文化政策研究センター 殿

☆奨励賞(副賞5万円)
       「都市における親水施設の過程と展開に関する研究
                          -東京都江戸川区を事例として-」
    東京都立大学大学院都市科学研究科都市科学専攻博士課程 坪井 塑太郎 殿

 【イノベーティブ・ポリシー賞】
○ 特定非営利活動法人 自立支援センター ふるさとの会 殿
                 高齢路上生活者の自立支援に関する一連の活動
○ 宮城県鳴子町観光協会 殿
                 鳴子町温泉療養プラン
○ 熊本県小国町・(財)学びやの里 殿
                 悠木の里づくりと九州ツーリズム大学
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by kogurearts | 2005-02-25 23:51 | 研究活動

びわから耳より情報

うちのゼミ生、ひびわれたびわさんから、箕面市がずっと手作り紙芝居コンクールをしているという情報をもらった。

7/9(土)には、公開の実演審査があるという。これには、ぜひ見に行くようにしようと思う。
これは3回生ゼミだな。ちょっと遠いかなあ。

6/25(土)の東部文化会館「子どもと文化」フォーラムは大学院の授業をあて、地域芸術文化振興論や文化のまちづくりも対象となるだろう。人数が少ないようだと、「自分探しの旅」も入れてしまうかなあ?
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by kogurearts | 2005-02-25 17:12 | 紙芝居関連

3/6(日)京都・平盛小学校にて子どもたちが主役のマリンバコンサート開催!

3/6(日)京都・平盛小学校にて子どもたちが主役のマリンバコンサート開催!
通崎睦美さんからのお手紙に入っていた。NPO法人芸術家と子どもたち(ASIAS)主催。
宇治市立平盛小学校体育館、そう、糸井登先生の企画である。ブログでご存知の人も多いでしょう。

【申し込み】
◎Eメール asias_dekitate@yahoo.co.jp ◎FAX 03-5961-5738

でもでも。ぼくはトヨタの選考をこのとき、東京のトヨタの会議室でしているのね。残念至極。メールで申し込もう。小学校の危機は、みんなで参加することで何とかなるのではないかと、こういう嬉しい企画があると思えるから。

3/6は、西陣ファクトリーGARDENにて、アーツコンペもあります。うーん、迷ってしまう人もいるかも。。
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by kogurearts | 2005-02-25 07:16 | お奨め

お奨めというよりも、参考かな

ホール経験3年以上の常勤契約職員さんの募集が、東京芸術劇場(財団)であると、fringeさんに教えてもらいました。
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by kogurearts | 2005-02-23 18:39 | お奨め

コミュニティ・シネマのサイト

いま、院生さんで「コミュニティ・シネマ」を研究している方がいます。
学部生も映画上映のことに興味がある人もいるかなあと思って、たまたま、岩崎さんらがやっているエースジャパンのサイトが判りやすいので、アップしておきます。大阪市のサイトlogを見ながら思ったことでしたが。
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by kogurearts | 2005-02-23 15:18 | 雑記

アートサーカスねえ

迷走していた横浜トリエンナーレ。金沢の新しい美術館にも行っていない私(ぼくにダンス山田せつ子*枇杷系を教えてくれた人が珍しく電話してくれたらしくて、彼女と金沢の町をデートしなくちゃとは思うけれど)なので、きっと行かないでしょうが、川俣正さんだし、少しは気にしてもいいかなあとサイトをみました
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by kogurearts | 2005-02-22 08:13 | 雑記

社会起業家のためのビジネスプランコンペ

edge2005。2/26の13時から、大阪港(築港レンガ倉庫の近く)piaNPOにて、最終プレゼンの公開審査があるそうです。事前予約必要ですが。普通の就職活動以外も考えている人には興味津々のはず。
ブログを見て、なあんだ、田村太郎さんが実行委員長かと思いました。彼とは一緒に本を書いたことがあったのでした。
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by kogurearts | 2005-02-21 12:30 | お奨め

山科周辺のお風呂屋さんの紹介がありました まちかどアーツの一環になるかも

山科周辺のお風呂屋さんの紹介がありました 

竹湯温泉は、山科三条商店会の企画として、一緒にタフ4で活用さえていただきましたね。

ぼくが、この前見ていいなあと思ったのは、東野湯、木がいいのですねえ、正面の。のれんも富士山。

by お風呂屋さん的京都案内
ぼくも銭湯という言葉より、小さいときに使っていた「お風呂屋さん」が好きなんですねえ。
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by kogurearts | 2005-02-17 12:06 | 紙芝居関連

4回生Cさんの卒業研究です。これからのみなさん、ぜひ参考にしてください。

公園からみる子どもたち~現代の子どもに必要な公園とは~
【目次】
はじめに
第1章 公園の歴史と分類
1. 公園の誕生
2. 公園の分類
第2章 子どもと遊びを探る
1. 限界芸術論
2. 過去の子どもの遊び
3. 現代の子どもの問題~学校・家庭・地域について~
4. 現代の子どもの遊びととりまく環境
第3章 公園を探る
1. 遊具の安全性
2. 公園のデザイン
3. プレイパークの存在
第4章 公園での観察調査の分析
1. 観察調査の目的
2. 観察調査の実行と結果
3. 公園面積について
4. 遊具の有無と種類
5. 周りの環境について
第5章 現代の子どもに必要な公園の提案
1. テーマ性のある公園づくり
2. くつろぎ空間の設置
3. 具体的な提案事例
終わりに

【要約】
 私は、まちづくりについて学んでいて、どの地域にも必ず存在する公園に関心を持ち、最も公園と切り離せない年代である子どもに焦点を当て、子どもの性質や、現在と過去の子どもを比較しながら、外で遊ばなくなったと言われる現代の子どもに必要な公園とはどういったものか考察することにした。

 実際に、様々な公園に足を運び、公園で遊ぶ子どもたちを見た。調査していて感じたことは、非常によく似た公園が多いことである。ほとんどの街区公園には、すべり台・ブランコ・砂場といった典型的な固定遊具が設置され、その公園らしさ・地域らしさというものが感じられない。これでは、子どもたちの遊び方は偏ってしまう。

 そういった中で、今後の公園において私が提案することは、テーマ性を持たせた公園づくりということである。1つの小学校区内ごと、または各区ごとに、街区公園をそのまち全体を見てデザインして、それぞれにテーマ性、例えば、「ワークショップのある公園」などのように、中心となるテーマをつけ、公園を造っていくようにできたらよいと思う。

 テーマ性を持たせたら、今まではどの公園も大した変化がないため、同じ公園でしか遊ばなかった子どもでも、その区内の中で様々なテーマの中から選んで好みの所へ行き、また違う日には別のテーマの公園へ行きと、今以上に子どもたちの遊び場所の拡大も予想され、様々な人と出会えるようになることも考えられて、子どもにとっても興味の幅、交流が広がると思われる。

 そして、もう1点の提案は、くつろぎ空間の充実である。公園は今や安全な場所とは言えなくなりつつある。不審者が多い現在では、子どもだけで遊んでいては危険である。よって、くつろぎ空間を広く取ることで、コミュニケーションの場も設け、そこから大人の目により、安全性を高めたい。

 これからは、安全が守られ、そして子どもたちの創造性を壊さない公園づくりが求められているのだろう。
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by kogurearts | 2005-02-16 11:27 | 学生とともに