http://www.knt.co.jp/jichitai/brand/result2.html
最近、
京都橘大学文化政策学科の全体像と学びのコースとの関連、相互の差異をうまく示していくことが大事だと思っている。それは、お役目ということもあるが、学生たち同様、「文化政策」のあいまいさがどうも気持ち悪い(口当たりのいい言説を一歩進んでしまうと)からである。
アーツマネジメントコースはあたりまえだが、
建築・インテリアコース、あるいは
文化政策・文化経済コース(文化政策学部のベースにある理論探求のコース)については、何とか説明が出来るし、その方向性を議論する土台は持っているつもりである。
一番、説明をしていてしっくりいかず、その所在を明らかにするのに手間取るのか、
観光・まちづくりコースである。まず、ようやくアーツマネジメントとまちづくりの関係が主従の関係ではなく、相対的に独立していることについて、一定、理解してあげましょうという雰囲気がようやく大学幹部連中にも醸成されてきていると楽観的に思っている。では、なんでもありの「文化のまちづくり(これは文化政策一般とされていたりもしていた)」ではなく、固有の領域としてのまちづくりとは何か。あるいは、観光についての文化政策とは何か。
「地域ブランディング大賞」ねえ。(この「(
地域)ブランディング」というのは、マーケティングがもてはやされてしまったので出てきた言葉なのでしょうか。とても気色悪い言葉(いかにも国土交通省が関係している言葉)。同様な言葉に、
地域ブランド戦略(構築法):市町村合併は地域ブランドコンサルティングの絶好の機会となっているようだ。
http://www.walking.or.jp/arukitai/member.htm←「美しい日本の歩きたくなるみち推薦会議」!。
前振りが長くなりすぎた。
とりあえず、旅行会社はこういうことで観光まちづくりにアプローチしているのだなあと、たまたまみた
コンテストを冒頭紹介しておいた(官庁=中央諸団体のお墨を作って権威付けを果す~消費者の人気投票つきなのもいまどき~自治体営業的臭いがプンプンするかも知れないが、もちろん営利会社がこのようなブランディング=マーケティングをすることは問題ない。社会貢献みたいにそれを誤解すれば誤解した方が間違っているのみである)。これらをきちんと批評する大学側の観光政策論とは何か。議論してみたいなあと思う。そういう面では大学院生と教員とのテーマ別ディスカッション時間があればいいかも知れない。
http://www.ecotourism.gr.jp/aboutjes.html
エコツーリズム。
少し前流行った「エコミュージアム」というのは、どうも茫漠としたものだった。これは、一般的な話だが、エコマネーもまた同じで、プラスイメージとしての「エコ」利用は、とりあえず眉唾で検討するというのが原則になっているようね。
http://plaza.rakuten.co.jp/indie88/2003
http://ccs.cla.kobe-u.ac.jp/Ibunka/kyokan/yoshioka/yoshioka-sub3-date.html