12/29(金)の日記の未定稿部分を含むもの
岸信介特集の現代思想1月号をだいたい読み終える。
現実の政局も、ここで予め指摘されているように(毛利嘉孝「60年安保をめぐるメディアの政治学」p182)、ナポレオン3世的な様相を見せ出しているだが、「冷戦中と冷戦後の間」(萱野稔人)の記事(p148)を読みながら、「文化施設と政治」「政治は文化に何をし、何をしてこなかったのか」というテーマを、下関市社会教育複合施設建設における入札問題をきっかけに、過去に溯って政治学的な視点も入れ込んで考察したものってあるかしらと頭をかすめた。
たとえば、いま
問題になっている東京都や、少し前なら
山口市、
松本市、
栗東市などなど(府県レベルでも色々あったなあ・・)における政治的に取りざたされた公共文化施設(芸術センター、劇場)の政治力学を地域と文化の関係をめぐって考察することはずいぶん必要だし大切だなあと思って、とりあえず少し下関の事件を検索しておく。
それにしても、この下関市の施設(音楽ホール、図書館、生涯学習施設、その他情報機能施設、集会施設等のほか、共用施設として駐輪場39台、駐車場94台)は、PFI方式として提示され、かつ、完成後は指定管理者として建設後運営されることを含んで(内容や運営なども含めて審査されて)落札されたという。
そういう点だけでも、今後の文化施設設置・運営にあたってずいぶん影響を当たえそうなものだし、原弘産グループよりも9億円ほど高く入札したのに一度は三菱商事(ここの中国支社長が安倍首相の兄)グループに移ったことだけで世間を驚かし、その後、偶然なのかそうでないのか知らないが、三菱商事グループの社員が逮捕されて失格になり、㈱
原弘産PFIインヴェストメントに二転三転して契約交渉権が移った(
11/21)ということみたいで、その後どうなっていくのか、まだまだウォッチしておく必要のある案件であることは間違いない。
下関社会教育複合施設関連で検索したサイトのいくつか
http://www2.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1142414494812&SiteID=0
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000150604260001
http://www.tokyo-keizai.co.jp/visit/200.html
http://kanmontuusin.morrie.biz/item/740
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-199.html
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/abesyusyouzimotonosimonoseki%20kuitubusiseizinihakusya.htm
http://accessjournal.jp/modules/weblog/index.php?user_id=0&cat_id=132
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/1257.html