人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アーツマたちばな

kogurearts.exblog.jp
ブログトップ

かえっこバザールの記事

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080415-00000914-san-soci



More 一部引用
おもちゃの物々交換「かえっこバザール」 お金使わず世界を循環

4月15日11時27分配信 産経新聞

 子供たちが不要になったおもちゃを持ち寄り、物々交換する「かえっこバザール」という取り組みが広まっている。家の中にあふれるおもちゃを、ごみとして捨てるにはもったいない。お金を使わずに循環させる仕組みはできないか? こんな発想から、福岡県在住の美術家、藤浩志さんが提唱したユニークなプログラムの現場を訪ねた。(中曽根聖子)

 3月下旬の日曜日。東京都千代田区などが主催する「かえっこバザール」が開かれたのは秋葉原に近い旧練成中学校の校舎。廃校となった学校の体育館には、ぬいぐるみやプラモデルを抱えた親子連れが次々と集まっていた。

 バザールの仕組みは簡単だ。子供たちは、「かえっこバンク」と呼ばれる専用の銀行で、持ち寄ったおもちゃを「かえるポイント」と呼ばれる専用通貨に交換。おもちゃは銀行で3段階に評価、値札代わりに色違いのテープが張られる。子供たちはもらったポイントで気に入ったものを買うことができる。

 バザールでは、銀行もレジ係も大人はサポートに回り、運営は子供が主役。子供はスタッフとして参加するだけでもポイントがもらえる。区立小学5年の男児は「値段をつけるのが楽しかった」と初めての“お仕事”に声を弾ませた。

 娘とともに参加した主婦(38)は「家中のぬいぐるみを数えたら70個もあった。子供部屋は積み木やゲームであふれているけれど、捨てるには忍びない。物々交換できる機会がありがたい」と話す。

                   ◇

 8年前に藤さんがこのプログラムを考案したきっかけは、増え続ける大量のごみに疑問を感じたこと。家族全員で自宅から一切ごみを出さない活動に挑戦した際、不要になったおもちゃを福岡市内のフリーマーケットに出店したのだ。「誰もほしがらないと思っていたものを前に、大勢の子供が目を輝かせていたことに驚き、どうせならお金がかからない仕組みを作ろうと思い立ちました」

 こうして平成12年に誕生したプログラムは全国に広まり、これまでに学校や保育園、商店街、美術館などで3000回以上も開催されてきた。その目的は、リサイクルや環境問題の啓発、商店街の活性化、地域交流などさまざま。主催者のアイデア次第で柔軟に活用できるのも大きな特徴だ。

                   ◇
・・・・・

 藤さんは「昔の駄菓子屋さんのように子供が集まる遊びの場として活用してほしい。そして、不要になったおもちゃが捨てられることなく、世界を循環する仕組みとして広がってほしい」と話している。

by kogurearts | 2008-05-01 22:17 | 情報収集